路駐が一番すごかったのがローマ。よくもまぁこんな幅に車が入るわな、というような空きスペースにきれいに収まっている。10cmくらいの隙間で車がずらーと並んでいる光景は、日本の道を見慣れた我々には異様に映る。

ローマは歴史の街だ。歴史的建築物は保存が前提であるし、新しい建物は基本的に建てられないか当局の厳しい審査を通らねばならないらしい。おかげで駐車場が造れない。地下も立体も、もちろん100円パーキングのような景観を破壊するような代物は存在しない。

だからこその路駐であるのだが、どこからこんな車がやって来るのかが不思議。なんでも日本でも一部で実施しているような「パーク&ライド」、つまり郊外の駅駐車場に車を置いて電車で街中に入るというシステムもあるのだそうだ。

しかしそれが機能していない。理由は盗難。例えば朝、車を置いて出かけると、夕方には忽然と愛車の姿が消えているという具合だ。管理人が居ても、その管理人が買収される。ならば目の届く所に停めておく、ローマの路駐にはそんな切実な事情もあったのだ。

きっと理由はそれだけじゃないだろう。「ローマの休日」でも交通事情はあまり良くなかったし。

あ、そう言えばノーヘル、二人乗りのスクーターは見かけなかったな。

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