あんまり大したことは言えないのだけれど、営業をする上でもっとも重要なのは「その製品を好きになる」ことだと思う。競合他社がある中で自社製品の優位点をアピールして買ってもらう、それはとりもなおさず「好き」でなければできない作業だし、「好き」でなければ熱意が得意先に届くことはないと僕は信じている。
今年、僕らは2つの自社製品を失うことになった。様々な事情がそこに絡んでいることは理解しているつもりでも、どうしても納得しきれない気持ちがある。昨日まで「これはいいですよ」と薦めてきたものを、明日から「会社の方針ですから、こっちにしてください」とは言えんだろ、そりゃ。
ジャパネットを見てみろよ、と誰かが言うかもしれない。彼らは日替わりで商品を捌く。そこに製品に対する愛情なんて介在するヒマはないだろう。「社命とあれば何でも売るよ」つーのが営業マンのあるべき姿なのだろうか。
僕はきっと甘いのだと思う。あまりにも会社のセールストークに毒されてきたのだと思う。愛情を持ってしまったがゆえに、それを熱意に換えて売ってきたがゆえに。
僕は明日から切り替えなければならない。それは受容しよう。けれど、どこまで好きになったらいいんだ?それが「会社の方針」という名の大人の事情で裏切られることがないように祈る。
今年、僕らは2つの自社製品を失うことになった。様々な事情がそこに絡んでいることは理解しているつもりでも、どうしても納得しきれない気持ちがある。昨日まで「これはいいですよ」と薦めてきたものを、明日から「会社の方針ですから、こっちにしてください」とは言えんだろ、そりゃ。
ジャパネットを見てみろよ、と誰かが言うかもしれない。彼らは日替わりで商品を捌く。そこに製品に対する愛情なんて介在するヒマはないだろう。「社命とあれば何でも売るよ」つーのが営業マンのあるべき姿なのだろうか。
僕はきっと甘いのだと思う。あまりにも会社のセールストークに毒されてきたのだと思う。愛情を持ってしまったがゆえに、それを熱意に換えて売ってきたがゆえに。
僕は明日から切り替えなければならない。それは受容しよう。けれど、どこまで好きになったらいいんだ?それが「会社の方針」という名の大人の事情で裏切られることがないように祈る。
仕事の山、第二弾が終了した。6月23日および7月7日をもってして、僕は山を越えた。
そこで僕を襲ったのが、強烈な開放感という名の「飲みたい衝動」。ビールでもかっくらいたいでしょ、そりゃ。
後輩たちとダーツバーに行った。彼らはマイダーツを所有していたけれど、勝負を挑まれても負ける気はしなかった。お酒のせいで、気が大きくなっていたのかもしれないし、練習で投げていた後輩たちを見るにつれ「こりゃ、テクニックより運じゃん!」という思いを強くしたことによるのかもしれない。
結果は・・・
1勝もできず・・・
少しは追い詰めたのだが、肝心なところで三投で10点とかのありえないスコアが出てしまう。勝負弱さが仇で、僕は400点ちょっとがせいぜい。結局後輩にいくらか巻き上げられる結果となってしまった。
ちょっと言い訳をさせてもらえば、彼らが使っていたダーツはバランスが優れ、直進性が一般仕様のプラスチック製ダーツよりも格段に高い。僕も最初からそれを使わせてもらっていたら、結果は違っていたかもしれない。
負け犬の遠吠え以外には聞こえませんな。
そこで僕を襲ったのが、強烈な開放感という名の「飲みたい衝動」。ビールでもかっくらいたいでしょ、そりゃ。
後輩たちとダーツバーに行った。彼らはマイダーツを所有していたけれど、勝負を挑まれても負ける気はしなかった。お酒のせいで、気が大きくなっていたのかもしれないし、練習で投げていた後輩たちを見るにつれ「こりゃ、テクニックより運じゃん!」という思いを強くしたことによるのかもしれない。
結果は・・・
1勝もできず・・・
少しは追い詰めたのだが、肝心なところで三投で10点とかのありえないスコアが出てしまう。勝負弱さが仇で、僕は400点ちょっとがせいぜい。結局後輩にいくらか巻き上げられる結果となってしまった。
ちょっと言い訳をさせてもらえば、彼らが使っていたダーツはバランスが優れ、直進性が一般仕様のプラスチック製ダーツよりも格段に高い。僕も最初からそれを使わせてもらっていたら、結果は違っていたかもしれない。
負け犬の遠吠え以外には聞こえませんな。
レクチャー@会社説明会
2005年4月12日 お仕事本社で人事をやっている同期から、普段の仕事内容について就職活動中の学生に話して欲しいという要望を受けたのが今年の2月。その時は「あ〜、いいよ」と適当に答えておいたものの、いざ説明会で話す段になってみると、はて何を話せばいいのやら。
同期からは「仕事を通じて得られること」というテーマを与えられた。うーん、仕事で得られることかぁ・・・失ったものの方が多いかなぁ、プライドとか、羞恥心とか。
仕事で美味いものが食えるとか、ゴルフができるとか、テニスが上手くなるとか、そういうことではないよな、当然。夢も希望も持っている学生さんに対して悪いし、少なくとも今自分が働いている業界について変な先入観を持たれても困る。いろいろ想像しながらPPTを用意した。
学生さんは7人。説明会場には後ろの入り口から入ったので、その表情を窺うことはできなかったが、張り詰めた空気は歴然。普段の会議などではあり得ない緊張した雰囲気の中で、会社概要を説明している同期が軽く笑いを誘うものの不発。苦笑いする彼に続いて僕の出番となった。
地元国立大3名、他県国立大2名、薬科大1名、地元私大1名。みんな僕よりもお頭は良さそうだ。結局、営業の仕事としては、やっぱり人間関係が重要ってことで、そのことについて賢しげに話してしまったけど、どれだけ彼らの心に響いたかはわからない。彼らにとっては、ウチは何十もの会社の内のひとつでしかないし、あまり彼らから「熱意」のようなものが伝わってこなかったのだ。
男性4名、女性3名。どちらかというと女性の方が明るく、表情も豊か。男子学生は下を向いているようだし、質問も出ない。このような場に立ち会うのは初めてだが、せめて「御社に入りたいと思っています」という姿勢だけは見せてもらいたかったものだ。
10年以上前。僕は就職活動中、ひとつの原則だけは貫いた。
「何を話すのではなく、どう話すかだ」
親父は会社の役員で面接を行う場面もあったようで、僕にこのことを教えてくれた。目を逸らさず、胸を張って、堂々と話す、答える。それだけ。その原則は今も仕事に活きていると思う。
この就職難の時代、彼らには頑張ってもらいたい。一緒に仕事したいかと言われると、ちょっと疑問なんだけどね。
同期からは「仕事を通じて得られること」というテーマを与えられた。うーん、仕事で得られることかぁ・・・失ったものの方が多いかなぁ、プライドとか、羞恥心とか。
仕事で美味いものが食えるとか、ゴルフができるとか、テニスが上手くなるとか、そういうことではないよな、当然。夢も希望も持っている学生さんに対して悪いし、少なくとも今自分が働いている業界について変な先入観を持たれても困る。いろいろ想像しながらPPTを用意した。
学生さんは7人。説明会場には後ろの入り口から入ったので、その表情を窺うことはできなかったが、張り詰めた空気は歴然。普段の会議などではあり得ない緊張した雰囲気の中で、会社概要を説明している同期が軽く笑いを誘うものの不発。苦笑いする彼に続いて僕の出番となった。
地元国立大3名、他県国立大2名、薬科大1名、地元私大1名。みんな僕よりもお頭は良さそうだ。結局、営業の仕事としては、やっぱり人間関係が重要ってことで、そのことについて賢しげに話してしまったけど、どれだけ彼らの心に響いたかはわからない。彼らにとっては、ウチは何十もの会社の内のひとつでしかないし、あまり彼らから「熱意」のようなものが伝わってこなかったのだ。
男性4名、女性3名。どちらかというと女性の方が明るく、表情も豊か。男子学生は下を向いているようだし、質問も出ない。このような場に立ち会うのは初めてだが、せめて「御社に入りたいと思っています」という姿勢だけは見せてもらいたかったものだ。
10年以上前。僕は就職活動中、ひとつの原則だけは貫いた。
「何を話すのではなく、どう話すかだ」
親父は会社の役員で面接を行う場面もあったようで、僕にこのことを教えてくれた。目を逸らさず、胸を張って、堂々と話す、答える。それだけ。その原則は今も仕事に活きていると思う。
この就職難の時代、彼らには頑張ってもらいたい。一緒に仕事したいかと言われると、ちょっと疑問なんだけどね。