風が冷たいことは当然予想していた。12月の仙台、しかも日が暮れてしばらくたった夜の9時。首の辺りが開いているジェットタイプのメットは、容赦なく冷気を顔に叩きつける。
なんでこんな寒い夜に僕はバイクに乗っているのだろう。手袋をしていても指先はかじかみ、ブーツを履いていても感覚が麻痺してくる。傍から見ると「馬鹿」としか形容できないだろう。
しかし、なぜか心地よいのだ。身体的にはストイックであるが、精神的にはどこか充足した部分もある。零下に届こうかという冷気を切り裂くようにアクセルを開けると、僕は確かにアドレナリンの分泌とマゾ的とも言える快感を感じているのだ。
タンクを膝でグリップして、松島に向かうカーブで身体を倒す。車では感じることのない、バイク乗りだけが知っている世界がそこにある。
でもやっぱり寒い・・・
なんでこんな寒い夜に僕はバイクに乗っているのだろう。手袋をしていても指先はかじかみ、ブーツを履いていても感覚が麻痺してくる。傍から見ると「馬鹿」としか形容できないだろう。
しかし、なぜか心地よいのだ。身体的にはストイックであるが、精神的にはどこか充足した部分もある。零下に届こうかという冷気を切り裂くようにアクセルを開けると、僕は確かにアドレナリンの分泌とマゾ的とも言える快感を感じているのだ。
タンクを膝でグリップして、松島に向かうカーブで身体を倒す。車では感じることのない、バイク乗りだけが知っている世界がそこにある。
でもやっぱり寒い・・・
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