サンダーバード

2005年3月30日
こんなけったいな名前の特急電車があること自体に驚いた。僕が乗ったのは、1号・2号を通り越して、なんと50号。空を飛び、地面を掘り、海に潜り、はたまた宇宙にでも飛び出しそうなイメージだ。

乗ってみたら、なんの変哲もない。シートもサービスも格段変わったところはない。もちろん空も飛ばない。

以前「雷鳥」というL特急があった(今もあるのかな?)が、それをただ直訳しただけなのだろうか?あまりの安易さに呆れると同時に、昔の「音」や「響き」を重視していたネーミングセンスはどこに行ってしまったのかと疑問に思った。

「フレッシュひたち」や「Maxやまびこ」とか、何が言いたいのかよくわからない。Maxって言っておきながら、「はやて」の方が格段に速い。何がMaxなんだ?停車駅か?

自動車の車種名の殆んどが英語を中心としたカタカナ語。その点、新幹線などJR(慣れたとはいえ、これも変だが)の特急などは多くが日本語。両者が辿ってきた歴史の違いもあるのだろうけど、列車名については、旅の情緒すら漂わせる美しい響きを大切にして欲しい。スーパーとかフレッシュとか付けずにさ。

昔、東北新幹線に「あおば」という名前を冠した列車があったと記憶しているが、なくなっちゃったのかな?杜の都を連想させる綺麗な名前だと思うけど。

名前を付けるという行為は、元来神聖なものでもある。もっと大事にしたらいいのに。

新大阪でサンダーバード50号を降りた。福井で買ったお土産を車内に忘れてきた・・・。空飛んで届けてくれないかな?

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