今回の旅は、春の境界線と追いつ追われつのデッドヒートを繰り広げることとなった。まず実感したのが、八戸を越えて下北半島に入った時。空気が一気に冷たくなった。恐山などでは残雪が美しかったけれども、寒さは例えようもないくらいだった。

弘前城の桜を堪能した後、岩木山の麓の桜並木を観に訪れたのだが、まだ数輪の花が自己主張しているのみで、並木道としての存在感を漂わせるためには、もうしばらくの時間が必要のようであった。弘前は満開だったことから、10数キロしか離れていないにも関わらず、その空間のどこかに春の境界線が存在しているのだ。

八甲田は完全に冬だったし、全般的に北東北の春はGWに掛かるか掛からないかである。もう春の境界線は海峡を越えてしまっているが、僕らは春の訪れの喜びを忘れない。

それを改めて実感するツアーだった。

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