桜花繚乱

2005年5月8日 ツーリング
弘前はまさに桜の城塞であった。

今年は満開の時期がGWにかかったこともあり、各種の桜が圧倒的な質と量でもって城の全てを覆っている。お堀の水面に散った花びらが、天の川のように一筋の風の模様を描き出している。光が当たると桜の花が水面に映り込んで、そのコントラストを楽しむこともできる。

枝垂桜が美しい。白に近い薄紅のソメイヨシノが、群れをなして咲き誇る様ももちろん見事なのだが、紅を増した枝垂桜の老木がその健在を示すかのように堂々と咲いている姿は、年月の重厚さを感じさせて美しさを引き立たせる。

GWの祝日、しかも満開ということもあり、混雑は予想していた。そこで大館のキャンプ場を6時半頃には出発し、8時前に弘前に入った。既にお城周辺は渋滞していたが、あっさりと空き駐車場に車を停めることに成功した。早起きはやはりお得なのだ。

見物を終えて、混雑する反対車線をちょっと意地悪く眺めるのも楽しみのひとつ。
「ここからだと、結構時間かかるよね。日が暮れちゃうかもしれないよね〜」
などと彼女に話しかける。ほくそ笑む僕の顔は、心底嬉しそうに見えるらしい。

我ながら性格が悪い。

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