ここにあるのは

2006年3月1日

そして君と町の音
それだけで良かったのに

鹿児島中央駅の旅行代理店で、ラジカセからゆずの「HOME」が流れていた。僕は完璧な衝動買いでCDを手にした。汚れて少し白みがかった愛車イストのスピーカーから「始まりの音」が響いた。

紛れもない 嘘も本当も
期待外れの言葉は聞きたくない

それなら今すぐに
出かけよう

人は誰にもアップダウンがあるだろう。ほんの1時間前に抱いていた自信めいたものが、脆くも崩れ去ることなんてざらだ。ポジティブに生きることは必要だけれど、それだけじゃ大切な何かを見失っても気付かない。

ま、とりあえず歩きださなくちゃ。

発売当初「飛べない鳥」はそんなに好きな曲ではなかった。カラオケでもこんなキーの高い歌は歌えない。でも思わず見上げた空は確かに青いし、そして確かに僕らはちっぽけだ。

鳥たちは飛び方を忘れたのだろうか?飛ぶことを拒否したのだろうか?
ちっぽけであるが故に。憂鬱の答えが透けてしまうが故に。

飛ぼうと決心してこの日記を付け始めてもう3年以上が経つ。いろんな言い訳を駆使して、僕は今ここにいる。環境の変化、酒が彩る生活、行き詰まりの仕事。飛べないと思い込む鳥のように。

ああ、見上げれば青い空があるのに。

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