かごしま検定

受けてきました「かごしま検定」。
正式には「かごしまマスター試験」というらしい。試験らしい試験を受けるのは10年ぶりくらいなので、緊張半分楽しみ半分。受験会場の鹿児島大学の階段教室に入ったときは、居並ぶ受験者の数に武者震いしました。
ちょっとビビッた？と言われれば、否定できません。

テレビカメラが僕らの教室を映している。あとで知ったのだが、同じ教室でニュースキャスターが受験していたらしい。カメラがこちらを向いた。「映るかなぁ」なんて思って、ちょっと真面目な顔で係員の説明を聞いていたら、翌日のテレビ番組になんと僕がピンで映っていた。ビデオ録っときゃよかった。
あ、うちに録画できる機械ないや・・・

問題用紙が配られて、10時18分試験開始。問題をざっと眺めてみて、愕然とした。
（なんじゃこりゃ・・・）
解らなかったのでない。簡単すぎるのだ。

「かごしま検定」は商工会議所の主催で、同名のテキストも発売されているので、その中から出題される。そりゃそうだろう。でもテキストにある練習問題と全く同じ問題を出すってのはどういう了見だ？それも一問二問ではなく、半分ぐらいがそうだ。いくらなんでもそりゃないだろ。

50問を解くのに10分少々。30分経たないと退室できないようだ。ヒマを持て余し問題を見直していたら、だんだん腹が立ってきた。「かごしま検定」のためにそれなりに勉強した。それなのに、一通り練習問題をやっただけでも7割はとれるであろうレベルの試験。

秋には今回のマスター試験合格者対象の「シニアマスター試験」が行なわれるそうだ。初級版の今試験では、それほど難しい問題を出せなかったのかもしれないけど・・・。
鹿児島のことを知って、それを知らない人に教える。今住んでいる土地に愛着を感じ、誇りを持って語る・・・。そういう資格を得るための検定試験だと想像して、勉強したのになぁ。

テキスト2，100円、受験料3，000円ちょっと。シニアマスターも同様だろう。なんか商工会議所のお金儲けに乗ってしまった悔しい気持ちにさえなってしまう。

でも、やっぱりシニアマスターも受けようかなぁ。流されやすい性格なもので・・・