困った。普段の生活では、殆んど依存症といってもいいくらい必要不可欠なツールなのに。

ツーリングテント生活を続けていると、携帯の充電に腐心する。しかも今年10月で3年目を迎える愛機SH505iは、そろそろ充電池が弱体化してきて心許ない。松山でお世話になる先輩とも連絡を取らなければならないし、帰りのフェリーの予約もしなければならない。楽天イーグルスやベガルタ仙台の試合結果も気になる。

別府のキャンプ場で彼女の声が無性に聞きたくなって、電波が悪い中かけたり受けたりしていたら、翌日充電目盛りが当然のようにひとつ減っていた。フェリーで充電しようとコンセントを探したが、寝そべることもできない混雑した二等船室で、座る場所すら見つけるのに一苦労。結局、コンセントは発見するも充電できず。

しかし、今回のツーリングでは一度も充電切れになることはなかった。電気泥棒、と言われれば否定のしようがないが、僕も必死だったのだ。

2日目。キャンプ場近くの道の駅に併設されているお風呂に入った。運よく(かなり確信犯に近いが)充電器を持っていた僕は、テレビがある休憩室のような場所でこっそりコンセントを繋げた。サッカー番組を見ながら、アイスを頬張り充電の時間を稼ぐ。我ながら涙ぐましい。コンビニで充電した方が安いじゃん、という指摘には、あえて耳を塞いでおこう。

3日目。バイクに跨った途端に腹痛に襲われる。途中の道の駅のような場所でトイレに駆け込む。とてもキレイなトイレで、高知県だというのに暖房便座&ウォッシュレット。お尻に優しいだけじゃなく、なんと充電できるではないですか!悪いとは思いつつ(用も足しつつ)便座から伸びるコンセントを引き抜き、充電器をセット。2日ぶりにi-modeを堪能し、世の中の動きを知ることができた。

トイレに20分くらい籠っていただろうか。身体も携帯もスッキリした状態で外に出た。すると入り口に佇んでいた人が僕に非難の一瞥を食らわし、洋式トイレに消えた。とっさに「あ、ごめんなさい」と思ったが、隣の和式トイレは空いている。
こだわり派?いや、膝が悪くて和式に耐えられない身体なのかも…。直接本人に尋ねるわけにもいかないので、とっととバイクに戻る。

3日目の夜も温泉充電。そろそろ僕も大胆になってきて、空気清浄機の裏に隠し、お風呂に入っている間中充電を敢行。翌日は先輩の家で堂々と充電できたので、なんとかツーリング中に危機的状況を迎えることなく、4泊5日を乗り切ったのでした。

各所で黙って充電してしまい、関係各位に深くお詫び申し上げます…。

なんて殊勝なことを言っておきながら、次回のロングツーリングでも血眼になって充電場所を探すことだろう。平気で1ヶ月くらい保つバッテリーが出ないかなぁ。それが無理なら、バイクに充電装置を付けられないものだろうか?

携帯とバイクのメーカーさん、よろしくお願いします。

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