悲劇の朝

2006年5月16日 ツーリング
ツーリング3日目。
仁淀川沿いのキャンプ場は、それは晴れやかな朝を迎えました。ゆるやかな流れ、澄み切った空気、広がる蒼天。文句の付けようがありません。

しかし。
落とし穴はそんな素晴らしき中に潜んでいるもので・・・

話は前夜に遡ります。
お酒を飲みながら星を眺めると、カシオペアや北斗七星が美しく、キャンプの醍醐味を実感していました。スタック脱出に手を貸してくれた恩人を誘い、焼酎をぐいぐい飲みました。気分よく酔っ払いました。

だがそこは大人、昨日の二日酔いの反省を活かし、11時過ぎには横になりました。それでもラムコーヒーを飲み、残っていたビールを開けて口をつけた途端に眠りに落ちてしまったのでした。

うつらうつらしながらも6時にはテントを這い出て朝日を浴びました。今日もいい天気。コーヒーを沸かし、朝食代わりに昨日のおつまみにしようと思っていたチョコを頬張ります。

あまり出発が遅くなるのは得策ではないので、ぼちぼち片付けようかと思ってテントの中を覗くと、そこには悲劇的状況が展開されていました。昨日、飲み残したビール缶が横倒しになって、黄金色の発泡性の液体が水溜りを作っているではないですか!

狭いテント内はビール臭が充満し、様々なものが被害を受けています。後悔、先に立たず。ビール缶、縦に立たず。幸い寝袋には被害はなかったものの、マットは完全に浸かってしまい、タオルやティッシュを総動員して拭き取りに励みます。

ようやく一段落して、パニアケースの上に放置してあったコーヒーに手を伸ばすと・・・

するすると滑り落ちていくではありませんか!ガチャンという控えめな音とともに、川原の石が黒く染まっていきます。

あ〜あ、まったくもう。ひとり短足、もとい嘆息する33歳。

という、我ながら大したことない悲劇のお話でした。

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