集中豪雨

2006年7月5日
とにかくすごい。

雨粒がでかい。
勢いがハンパじゃない。
夜のアスファルトも、叩きつける雨が弾けて白く光る。車の屋根を打つ音は、全ての音響設備を無効にする。車外に出られない。

とにかくすごかった。ウチの近所でも、優に足首は隠れるくらい冠水してたし、近くを流れる川も氾濫(プチ氾濫だけど)して数戸が浸水したらしい。

しかし、鹿児島の人はあまり驚いた素振りを見せることはない。
「私、86水害(鹿児島の大水害)を体験してるのよ。ふふーん」
と、余裕の表情だ。冠水なんざ、ごく日常の出来事なのかもしれない。時間100mmだよ?普通じゃ考えられんと思うんだけど。

雨が降って、どこかで土砂災害があって、誰かが冥府の門を叩かなければ鹿児島の梅雨は明けないそうだ。人身御供のような、かなり残酷なことを平然と言う。

鹿児島では、季節の中に、日常の中に織り込まれた事実として認識されているのだろう。

そして台風シーズンがやってくる。
くわばらくわばら。

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