東京国際フォーラム

2006年11月2日
仕事で東京へ。
朝一番の飛行機に乗るためには、家を6時半には出なければならない。半開きの目をこすりつつ、空港行きのバスに乗り込む。朝晩はだいぶ涼しくなったとはいえ、鹿児島の最低気温は北海道の最高気温以上をキープしている。

鹿児島の朝は遅い。東北に住んでいたときと比べると、1時間くらいの差がある。しかしさすがにまだ11月ということもあり、6時半にはすっかり夜は明けているけれども。

羽田までは新聞・雑誌を読みふける。1時間半のフライトは、いささかのストレスを感じさせることなく、僕を東京という名の雑踏へと誘った。相変わらず人々の歩くスピードは速く、何かに急かされている雰囲気を感じる。ビジネスマンも、OLも、主婦や子どもさえも僕を追い抜いていく。

東京国際フォーラムは、近未来的無機的でありながら、曲線を多用したフォルムはどこか温かみを感じさえもするが、ただ趣向を凝らしすぎた設計のためか、各会場へのアクセスが極めて不良である。意匠と実用性の乖離が見られる、都会の建築物の典型のようでもある。

「窓拭くの大変だろうな」とか、「地震がきたらどうしよう」とか、まさに田舎者丸出し思考で建物中央吹き抜けを歩く。
都会の空気は、鹿児島からやってきた人間にとって少し冷たく感じた。

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