知り合いが出演するクラシックコンサートへ。ハイドンの曲をオケ付きで歌えるのは正直羨ましい。やっぱりオケはいい。

仕事の都合で途中から聴いた。交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」。解説によれば(パンフレットもWikipediaからの抜粋だけど・・・)パトロンの下に長く留め置かれた楽団員を帰宅させる意図を持って、終楽章後半で一人一人立ち去っていくという演出をしたそうだ。今回のコンサートでも同じように、演奏を止めた奏者は席を立ち、最後にヴァイオリン2人が残される(指揮者すら座ってしまった)。柔らかなヴァイオリンの余韻が響き、なかなか美しい終わり方だった。

インターミッションの後、合唱も入りミサ曲。宗教曲はもちろん昔歌ったことがある。オペラと比べて上品であることは間違いない。ハーモニーを重視していると言えばそれまでだけど、なにか物足りない印象を受けてしまう。

人数が絶対的に足りない。特に男声、特にテノール。正直ご高齢の方も多かったので無理もないが、テノールの声に張りと言うか、伸びがない。もう少し突き抜けた感じがいいと思うのですが・・・。ジラーレはしないのかな?すぐにファルセットになってしまっていた印象です。

欲を言えば、ベースももうちょっと重々しさが出れば・・・。やっぱり人数の問題かなぁ。「ベースは黒」と教わった人間としては、軽くちゃいかんのですわ。

ソプラノのソロの人は上手だったし、雰囲気を持って「歌って」た。あえて苦言を呈すならば高音。というより低いところの方が深みがあって響きのある声だったので、「ホントはアルトなんじゃね?」と思ったくらいでした。

ま、市民合唱団だから、ケチつけちゃいかんのですけど。でも教会で、オケ付きの音楽を聴けるというのは贅沢な時間だよね。しかもキリスト教が伝来した場所ですから、ここは。歴史も感じながら聞き入っていました。

また歌ってみたいけど、もう声出ないだろうな。車でヴェルレクを口ずさむときは、「まだいける!」と思ったりもしますけど。

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