されどミーハーな日々
今日はピンクリボンウォークで彼女が無料入浴券を引き当てた某ホテルに行った。昼食はそこのニューイヤーバイキングを食する予定だったが、「予約のお客様がいっぱいで、いつ入れるか判りません」との愛想のない従業員さんの一言に、大人げなく「はいはい、分かりました」と応じ、風呂も入らず速攻で別の目的地を探す。

文句言う筋合いじゃないかもしれんが、パンフレットに「要予約」と書いてあったか?
予約なしで入れる席は、テーブルで2・3席だって告知してあったか?
ま、もういいけどさ。

次に目指した蕎麦屋も、初商いは3日から。腹を空かせた僕たちは、地図に載っていた吹上町の「ゆ〜ぷる吹上」に向かった。
名前の通り(ネーミングセンスはとやかく言うまい)、温泉を併設した施設でレストランもある。唐揚げ定食と海鮮丼は、絶品!とまではいかないまでも、十分合格点。「空腹は最高の調味料」って言葉もあるけどね。

お風呂も及第点でしょう。海が見える露天風呂、ジャグジー、サウナ・・・。よくある温泉施設の一通りは揃えてある。かといって、ここはこれ!という特徴があるわけでもないので、あくまで平均点は取っていますよ、でも優はあげられないな、てなもんです。

近くの吹上浜を歩く。日本三大砂丘だそうで、延々と続く砂浜には圧倒される。ただ鳥取砂丘と比べちゃうときっと見劣りするんじゃないかな?比べようにも僕は鳥取に行ったことがないんだけれども。

それよりもずっしりと胸に響いたのは、昭和53年に行方不明になった、いわゆる「拉致被害者」に対する情報提供を呼びかける看板を見かけたことだ。僕らが車を停めた松林に彼らの車が残っていて、すぐそこの海岸から連れ去られたらしい。
もう30年ほど前の話だが、現場を目の当たりにすると、ものすごく身近な話に感じられる。うっすらとした恐怖すら覚える。

帰途に就く。途中の酒屋に寄った。この辺りは西酒造の大きな蔵もあって、でかでかと「富乃宝山」と看板に掲げている店も多い。「蒸撰綾紫」を狙っていたのだが、期せずして「天使の誘惑」を発見した。

欲しかったんだよなぁ。でも最近の焼酎購入ペースから考えると、この出費は度が過ぎている感も否めない。彼女は「勝手にすれば」オーラを身にまとって、呆れ顔で僕を見つめる。

なかなか「天使の誘惑」は、鹿児島市内でもお目にかかれない。散々迷った優柔不断でミーハーな僕は、あえなく陥落した。
はい、お買い上げ。
嗚呼、どんだけ飲む気なんだ、いったい?

しかし「魔王」と並べてみると、それはそれで心ときめいちゃったりして。

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