羽田空港にて

2007年2月18日
それは日付が替わった頃にやってきた。

お酒を飲み過ぎた時に粗相してしまうことがある。それは「俺、頑張ったなぁ」という誇りでもあるし、「あ〜あ、やっちまったなぁ」という悔恨でもある。でも今回は違っていた。それに気付いた時にはもう遅かった。

気持ち悪いなぁと思ってトイレに行って、最初のリバースから止まらなくなった。朝方までに8回。覚えているだけでこの回数だから、もしかするともっとあったかもしれない。その内、お腹まで下り始めた。上から下から大騒動だ。

朝起きたときには「あ、結構しっかりしてるかな、俺」と思ったけれど、経時的に具合が悪くなってくる。そうこうしていると、熱があることも自覚し始めてきた。

テレビではたくさんの人たちが東京を走っている。僕は朦朧とした意識の中で、ぼんやりと眺めていた。久しぶりに来た雪国の開放感か、殆ど休みがなかった疲れなのか、僕は風邪を引いたらしい。

当日予定していたスキーを取りやめ、羽田空港に直行。飛行機の時間まで5時間余りという余裕を活かして、羽田空港の診療所に行ってみた。1階の奥まった場所にそれは存在していた。

豪傑肌の女医さんが「腸が腫れてるわね〜、お腹の中は水とガスでいっぱいだわ」と笑いながら診断を下してくれた。熱は38.2度。結局、診療所のベットで点滴を受けた後、救護室に収容されるに至る。

空港の救護室は1時間が目安だそうだ。「厳密に1時間じゃなくてもいいんですけど」とのことだったけど、いつまでも居座るわけにはいかない。ちょうど1時間が経過した段階で、LHで退室を告げるように電話した。「お大事に」形式的な言葉が返ってきたのは言うまでもない。

空港内の診療所と救護室、あんまり経験できることじゃない。身体は当然きつかったけれど、なんか得した気がしないでもない貧乏性の僕なのでした。

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