幸せの空気

2007年2月24日
後輩の結婚式に出席した。関西人のくせして、朴訥で憎めないヤツだ。火を着けるとチリチリと発火しそうなスチールウールほどの剛毛を誇る彼は、よく言えば「男らしい」、悪く言えば「原人系」。

でもやっぱりお嫁さんは見るとこ見てるんだなぁ。そいつも決して外見が悪いわけじゃないけど、一見敬遠されるタイプ。それを包んであげられるのは、年上の余裕かしら。

式ではガチガチになって、ロボコップのようにぎくしゃく歩く姿に、一同笑いをかみ殺しながら彼らの誓約を聞いた。フラワーシャワー、ブーケトス・・・なにより周囲の人たちの笑顔が、偽りなく彼らを祝福する空気を醸し出していた。

披露宴は、田舎(と言っては失礼だけど・・・)の結婚式らしく、意味なく(決して意味がないわけじゃないのだろうが・・・)余興が連発、主役の2人がいない間でもカラオケが鳴り響く。結局、落ち着いて食事を楽しむ、なんて時間は皆無だったように思う。ま、こんなもんなのかな。

最後の挨拶で、新郎が感極まって声にならなくなった。そんな純粋な彼の心根が表出されたいい結婚式だったと思う。確かにそこには「幸せの空気」が流れていた。

僕らもそうなるといいな。

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