映画を観たあと、原作を読んでみた。作者の酒見賢一氏の作品は処女作の「後宮小説」を昔(10年以上前だ)読んだのみ。確か「後宮小説」はアニメ化もされたように記憶している。軽妙なタッチで読み進めた印象が残っている。
「墨攻」は比較的淡々と物語が進む。映画との差異はあえて論う必要はないが、かえって原作よりも映画のストーリー展開に共感してしまった稀有な作品かもしれない。確かに原作を先に読めばそのイメージが脳内に形成されるし、映画を観たらその印象が焼き付く。当然のことか。
ただ文庫で150ページ弱の小説を、2時間以上の映画に仕立て上げた監督の手腕(もしかしたらマンガ版のおかげ?)は賞賛されてしかるべきなのだろう。
ラストは映画の方が好きです、僕は。
ISBN:4101281122 文庫 酒見 賢一 新潮社 1994/06 ¥380
「墨攻」は比較的淡々と物語が進む。映画との差異はあえて論う必要はないが、かえって原作よりも映画のストーリー展開に共感してしまった稀有な作品かもしれない。確かに原作を先に読めばそのイメージが脳内に形成されるし、映画を観たらその印象が焼き付く。当然のことか。
ただ文庫で150ページ弱の小説を、2時間以上の映画に仕立て上げた監督の手腕(もしかしたらマンガ版のおかげ?)は賞賛されてしかるべきなのだろう。
ラストは映画の方が好きです、僕は。
ISBN:4101281122 文庫 酒見 賢一 新潮社 1994/06 ¥380
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