湯布院の温泉宿はあまりにも敷居が高く、今回はランチに立寄るだけにした。るるぶ九州に載っていた「湯布院御三家」の中から、「亀の井別荘」に行ってみた。ちなみに宿泊すると1泊2食付3万4,800円〜だって。安月給の身には手が出ないっしょ、そりゃ。
温泉街をうろうろすること20分ほど。ちょっと解かり難い場所だなぁと思ったが、僕らのアプローチの方法が悪かったみたい。金鱗湖に向かって走ると、少し奥まったところに緑豊かな落ち着いた雰囲気の和風建築があった。
るるぶ九州にも「パブリックスペースが充実」と記載されていたが、その言葉に偽りはなかった。どこからが旅館なのか、という境界線があいまいで、それをあえてあいまいなままにしておく姿勢に好感が持てる。よく手入れされた庭、風情ある建物、おそらくゆったりと流れているであろう空気・・・どれを取っても一流とおぼしきものが、無粋な柵に囲まれることなく自由に楽しめる。
昼食はパスして、カフェに行ってみた。「茶房 天井桟敷」。古民家を改装したよう重厚な造りで、太く黒い柱や梁には、焙煎されたコーヒーが染み込んでいるのではないか、なんて変な想像すら働く。運よく2階の席が空いていて、軋む階段を案内された。
驚いたのは、水やおしぼりが滑車式のエレベーター(人間が引っ張っているのだけど)で運ばれてくることだ。最初は面食らったが、そんなところも一種の情緒に感じられてしまう。ソファの座り心地も良くて、時間が許せば2時間でも3時間でもいられるような快適さだ。
僕はおススメに従って、「もん・ゆふ」とアイスコーヒーを注文した。変な名前、て思っていたら彼女が解説してくれた。
「『もん』は山を意味する『Mt.』の略。モンブランの由布岳版よ」
・・・目から鱗が落ちる、とはまさにこの瞬間だった。なるほどね。
しばらくして再びエレベーターが上がってきて、「もん・ゆふ」を運んできた。来た、来た。由布岳を模した白い山に、砂糖が雪のようにまぶしてある。見るだけでも楽しいが、早速スプーンを入れてみた・・・
うまぁ〜い!いやぁ、美味しいわ。
中心部分の濃厚なチーズと周囲の甘みとのマッチングが絶妙。これを「チーズケーキ」というカテゴリーに含めていいものか判断に迷うところだが(ま、僕が迷っても仕方ないんだけど)、もし「チーズケーキ」であるとするならば、味の独創性とバランス(例えば構成、器、価格なんかも)を考慮すれば、今まで食べた中で「No.1」じゃなかろうか?とすら思う。
環境もよし、味もよし、喫茶だけなら値段もよし。今回のツーリングでは、あまりメインとは考えていなかった湯布院だが、このスイーツのお蔭で一気に印象深い場所になった。
1階の売店「鍵屋」もGood。そこで麦焼酎「湯布院」をお買い上げして、予想以上の「湯布院」に名残を惜しみつつ、僕らは次の目的地、別府に向かった。
温泉街をうろうろすること20分ほど。ちょっと解かり難い場所だなぁと思ったが、僕らのアプローチの方法が悪かったみたい。金鱗湖に向かって走ると、少し奥まったところに緑豊かな落ち着いた雰囲気の和風建築があった。
るるぶ九州にも「パブリックスペースが充実」と記載されていたが、その言葉に偽りはなかった。どこからが旅館なのか、という境界線があいまいで、それをあえてあいまいなままにしておく姿勢に好感が持てる。よく手入れされた庭、風情ある建物、おそらくゆったりと流れているであろう空気・・・どれを取っても一流とおぼしきものが、無粋な柵に囲まれることなく自由に楽しめる。
昼食はパスして、カフェに行ってみた。「茶房 天井桟敷」。古民家を改装したよう重厚な造りで、太く黒い柱や梁には、焙煎されたコーヒーが染み込んでいるのではないか、なんて変な想像すら働く。運よく2階の席が空いていて、軋む階段を案内された。
驚いたのは、水やおしぼりが滑車式のエレベーター(人間が引っ張っているのだけど)で運ばれてくることだ。最初は面食らったが、そんなところも一種の情緒に感じられてしまう。ソファの座り心地も良くて、時間が許せば2時間でも3時間でもいられるような快適さだ。
僕はおススメに従って、「もん・ゆふ」とアイスコーヒーを注文した。変な名前、て思っていたら彼女が解説してくれた。
「『もん』は山を意味する『Mt.』の略。モンブランの由布岳版よ」
・・・目から鱗が落ちる、とはまさにこの瞬間だった。なるほどね。
しばらくして再びエレベーターが上がってきて、「もん・ゆふ」を運んできた。来た、来た。由布岳を模した白い山に、砂糖が雪のようにまぶしてある。見るだけでも楽しいが、早速スプーンを入れてみた・・・
うまぁ〜い!いやぁ、美味しいわ。
中心部分の濃厚なチーズと周囲の甘みとのマッチングが絶妙。これを「チーズケーキ」というカテゴリーに含めていいものか判断に迷うところだが(ま、僕が迷っても仕方ないんだけど)、もし「チーズケーキ」であるとするならば、味の独創性とバランス(例えば構成、器、価格なんかも)を考慮すれば、今まで食べた中で「No.1」じゃなかろうか?とすら思う。
環境もよし、味もよし、喫茶だけなら値段もよし。今回のツーリングでは、あまりメインとは考えていなかった湯布院だが、このスイーツのお蔭で一気に印象深い場所になった。
1階の売店「鍵屋」もGood。そこで麦焼酎「湯布院」をお買い上げして、予想以上の「湯布院」に名残を惜しみつつ、僕らは次の目的地、別府に向かった。
コメント