なかよし小鳩組

2007年7月23日 読書
「オロロ畑でつかまえて」の続編。
「ありえね〜」話が多い荻原作品の中でも相当非現実的であるものの、著者の広告代理店勤務経験から導かれる細部のリアリティーは見事でした。

コミック漫画のようなストーリーだけど、ラストではしっかり涙を誘うのが荻原流。ところどころで「えっ」と思うような残酷なシーンも見せておきながら、決して重くならないのは軽妙なタッチの成せる業か。

仙台駅前のプロント。飲み終えたアイスコーヒーを前に、不覚にも涙を流していたのは僕です。だってねぇ。

ISBN:4087475573 文庫 荻原 浩 集英社 2003/03 ¥700

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