キャンプ喜怒哀楽 「怒」編
今回の長崎旅行は、3泊中2泊を1泊400円のキャンプ場で節約し、1日だけは稲佐山中腹のホテルに泊まろうという計画。よってキャンプ場の良し悪し、さらにテント設営の優劣に旅の成否がかかってくる。

今まで使っていたツーリングテントはそもそも2人用で、あまりにも狭すぎるということで、新しくコールマンの4人用をご購入。広々として身長178cmの僕でも立つことができる室内は、きっと快適な空間を提供してくれるだろう。

テントを設営することに関しては、小さいながらもツーリングテントでの経験があったので、あまり心配はしていなかった。ところがいざ組み上げていくと、とんでもない問題に直面した。

あるべき部品がない。テントのインナーに付属しているはずのポールを接続するジョイント器具が、どこを探しても見当たらない。事前に部品を確認してもわからない、まさに盲点だった。

これにはかなり焦った。柱になるべきメインのポールと、天井を支えるポールが接続できないということは、すなわちテントが立たないことを意味する。確かに買ったまま、一度も試しに立てることなくキャンプに臨んだ僕も甘いと言えば甘いが、まさかそんな重要な部品が付いてないとは夢にも思っていなかった。

様々な選択肢を考えた。
・市街地に出て部品(該当するものがなければテントそのもの)を購入する
・キャンプ場に常設されているテントかバンガローに泊まる
・キャンプを諦めて、市街地のビジネスホテルに泊まる
その中で最も現実的だったのが、キャンプ場内の施設に泊まること。全体的に空いているようではあったので、とりあえず管理事務所に行ってみた。

ありがたいことに、そこの管理人さんがとても親身になってくれた。まずは同じような部品がないか探してくれて、ないと分かると替わりになるものを考えてくれた。

そこで見つけ出してもらったのがビニールホース。ジョイント部分は違う角度のポールを接続するものであるため、硬い金属管では代用できなかったが、これならば自由に曲げられる。そしてどこにでもある薄汚れた水色のホースが僕らの救世主となった。

なんとか無事テントが立ったところで、購入店に電話。「部品を手配します」と言う店員さんに、「(代用品を用いることで)変なテンションがかかって、テント全体のダメージに繋がる可能性もあるので交換を」と主張した。しばらく待たされた結果、交換に応じてもらえることになったのだが・・・

なんだか釈然としない。ちゃんとキャンプもできたし、代用品で工夫できたというアウトドア的な満足感もあった。ただ一流メーカーと呼ばれる商品に、極めて重要な部品が入っていないという事実には驚かされたし、設営の現場では怒りすら覚えた。一般論として、物品を購入した消費者が全ての部品を確認したり、説明書の注意書き全てを読破することは不可能だし、常識的に考えても必要がないだろう。そう思ってたんだけどなぁ・・・

「責任者、出てこい!」
とまで声を荒らげる問題ではないけどね。

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