ハウステンボス考
ハウステンボスとはなにか?

そりゃ僕が語る問題じゃないけれど、個人的にちょっとした関係もあるので、少し思いついたことを・・・

「千年の街」のキャッチフレーズは、随所に具現化しているはずだ。運河の護岸や水質、建物のクオリティーにしろ、他のアミューズメントパークとは確かに一線を画す。それだけの重厚感、本物感は漂う。

ただそれをアピールする努力も欠けていれば、現在進行形の上乗せもない。つまり「私達は1000年先を見据えているんですよ」と主張したいのであれば、現在社会問題となっている温暖化を抑えるために行っている活動なども論じられてしかるべきだ。例えば、お土産品の過剰包装に気を配る、マイバックを持参するお客さんには割引をする、またはカップを販売して飲み物類は量り売りするなど、いくらでも「環境重視型テーマパーク」をアピールすることができるのではないか。

人口のバックボーンを持たない佐世保。立地は哀しいまでもディズニーリゾートとは水を開けられている。キャラクターもそう。アミューズメントの質もそう。比較すること自体、申し訳ない気持ちになるし、視点がまだバブルの発想から脱却できていない。

ではハウステンボスに何が必要か?

それはリピーターの育成と新たな価値観の創造だと思う。会員制にして年間の入場料を割安にする仕組みはあるが、会員になるかどうかは最初の来場における第一印象で決まる。そこでリピーターの核となる子どもが「楽しい」「また来たい」と思わなければ意味がないのだ。せめて佐世保市民は常時半額、長崎県民ならば子ども料金1000円均一など思い切った方針を打ち出す必要があると思う。

新たな価値観、それは先に挙げた環境型テーマパークの徹底やキッザニアに見られるような「参加型アミューズメント」の応用などが考えられる。

印象的だったのが、駐車場のアルバイトの数が多すぎること、花火会場周辺に人が集まってしまい、他の街並みがゴーストタウンのようであったことと、入り口のゲートでビニールプールの中に氷の塊を無造作に置いてあったこと。特に氷については素人の僕でも、もうちょっとましなやり方を考えるだろう。

僕だけの印象かもしれないが、既に物悲しくもあるハウステンボス。どこに向かって進んでいくのか、ビジョンを有した経営をされることを望む。

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