New Racket

2007年9月19日 テニス
のっぴきならない事情が生じ、新しいラケットを購入することになった。大学時代からPrinceを使い続けるミーハーな僕が、硬派(あくまで僕のイメージです)なHeadを選択する日がくるとは・・・あくまでのっぴきならない事情があったからなのです。

平日の昼間、それもスーツにネクタイといういでたちで某テニスショップに入る。当然ガランとした店内では、店員さんたちが談笑しながらガットを張っている。僕がラケットを見ていても、誰も声を掛けてこない。本当に売る気があるのかな?と思ってしまうが、スーツ姿のサラリーマンがラケットを買っていくとは普通考えないのかもしれない。

現在使っているラケットがPrinceのO3TuorのMPなので、Midサイズのラケットを物色。いくつか候補が決まった段階で、店員とおぼしきお兄さんに話し掛ける。
僕「最近は何がよく出てるんですか?」
店員さん「BabolatのこれとかDunlopのこのタイプですかね」
Headの名前は出てこない。
僕「Headだとどれですかね?」
店員さん「・・・う〜ん、この新しいマイクロジェルのシリーズかなぁ」
本当に売れているとは思えない消極的なコメント。まだ僕が本気で買おうと思っているHOTな客とは認識していないらしい。
僕「じゃあ、試打させて下さい」
店員さん「はぁ・・・」

隣のオートテニスに候補のラケットを4本持ち込んで、いざ試打スタート。ネクタイをズボンに挟み、革靴はレンタルのシューズに履き替え、とっかえひっかえラケットを交換しながらひたすら打ち込む。新作マイクロジェルが確かに一番感触がいいけど、フレックスポイント ラジカルも遜色がない。

さすがに「こいつは買うだろう」と踏んだ店員さんが、もう一回打ったらと再度オートテニスでその2本を比較させてくれた。芯を食えば両方感触は同じ。ただ芯を外したり、打点が遅れたときのカバーはマイクロジェルの方が良さそうだ。汗だくになりながら、しばし迷う。

結局、あくまで「のっぴきならない事情」であること、いまだO3Tourが好きなこと、決して僕はお金持ちじゃないこと、などの諸条件を総合的に判断した結果、New Model発売で半額になっていた「フレックスポイント ラジカルMP」を選択。ちょっと試打したくらいじゃ全然分からんのだけど、フレームの中間部分に空いた穴(フレックスポイント)が、しなりを生み出すらしい。打点が遅れても安定していたマイクロジェルに気持ちが傾きかけたが、8000円の価格差と「こっち(旧式ラジカル)の方が(打点が早くなるので)レベルアップできるかもしれませんね」という店員さんの一言が大きな分岐点になった。赤みがかったオレンジは「ちょっと派手かな」と感じたものの、そんなに嫌いな配色ではなかったことも購入に至った要因か。

後日談になるが、実際に使ってみてラジカルの当たりは悪くないし、確かにコントロール性も良さそうだ。ただ、グリップの形状を除けば・・・なんだよね。ネットで「極端な扁平です」と書かれてあったので「まあ、そういうもんなんかな」と嵩を括っていたのが大間違い。なにせしばらく打っていると、掌が痛くなってくる程の違和感が・・・。Princeと比べると、確かに掌に当たる平面部分が異様に広い。今までと同じように3のグリップにしたけれど、握り慣れるのにはかなり時間がかかりそうだ。

でも当たったときの気持ちよさはO3以上かも。さて、これからこの新しい相棒は僕にどんなテニスをさせてくれるのかな。楽しみでもあり、不安でもある。

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