浦東空港に到着。ちょっと心配だった入国審査も難なく終わり、JTBのツアーデスクに向かった。日本の空港と比べると少し暗い感じもするが、十分近代的な空港である。たった1時間半で到着したということ、周囲にいる人間は言葉は違うものの、同じ東洋系であるという事実。まだこの時点では、自分たちが海外にいるという実感が湧いてこないのも無理はない。
ツアーデスクで名前を確認されると、
「この人に付いていって下さい」(ガイドの流暢な日本語)
と言われる。その人は運転手らしいが、付いていくのは僕ら2人のみ。どうやら僕らと同じホテルに泊まる客はいないようだ。運転手さんは何も話さず、ずんずん先に進んで行き、駐車場内に停めてあった水色のタクシーを指差した。これでホテルまで送ってもらえるらしい。マイクロバスのような送迎を予想していたので、なんかVIP待遇みたいで嬉しい。
空港を出ると、すぐに高速道路に入った。片道3車線の立派な道路で、田舎道に造ってあるからか殆どカーブがない。また左側走行に慣れきった頭が右側走行に順応するまで時間がかかり、少し戸惑う。左の車窓からは、リニアモーターカーの軌道と思われる高架があるし、さて、ゆっくりと景色でも・・・なんて思っていたら、僕らのタクシー(VWのSANTANAだったと思う)がものすごい動きを見せ始めた。
まずスピードが速い。メーターははっきり見えなかったが、おそらく軽く120km/hは超えているだろう。それでいて車間距離はとらない、遅い車がいると容赦なくパッシングを浴びせる、少しでも間が空くとウィンカーも出さずに割り込む・・・。自然と身の危険を感じ、体が硬直していく。それにしてもすごい運転だ。VIP待遇なんていう期待は、日が落ちて空と地面の境界が不明瞭になりつつある上海の薄暮に消えた。
後からほとほと実感することになったが、タクシーの運ちゃんに限らず上海の、こと運転マナーに関しては「悪い」ランクが妥当であろう。パッシングの嵐、クラクションの嵐が吹き荒れて、気付くと高速道路はにわかにレース場と化していた。
ツアーデスクで名前を確認されると、
「この人に付いていって下さい」(ガイドの流暢な日本語)
と言われる。その人は運転手らしいが、付いていくのは僕ら2人のみ。どうやら僕らと同じホテルに泊まる客はいないようだ。運転手さんは何も話さず、ずんずん先に進んで行き、駐車場内に停めてあった水色のタクシーを指差した。これでホテルまで送ってもらえるらしい。マイクロバスのような送迎を予想していたので、なんかVIP待遇みたいで嬉しい。
空港を出ると、すぐに高速道路に入った。片道3車線の立派な道路で、田舎道に造ってあるからか殆どカーブがない。また左側走行に慣れきった頭が右側走行に順応するまで時間がかかり、少し戸惑う。左の車窓からは、リニアモーターカーの軌道と思われる高架があるし、さて、ゆっくりと景色でも・・・なんて思っていたら、僕らのタクシー(VWのSANTANAだったと思う)がものすごい動きを見せ始めた。
まずスピードが速い。メーターははっきり見えなかったが、おそらく軽く120km/hは超えているだろう。それでいて車間距離はとらない、遅い車がいると容赦なくパッシングを浴びせる、少しでも間が空くとウィンカーも出さずに割り込む・・・。自然と身の危険を感じ、体が硬直していく。それにしてもすごい運転だ。VIP待遇なんていう期待は、日が落ちて空と地面の境界が不明瞭になりつつある上海の薄暮に消えた。
後からほとほと実感することになったが、タクシーの運ちゃんに限らず上海の、こと運転マナーに関しては「悪い」ランクが妥当であろう。パッシングの嵐、クラクションの嵐が吹き荒れて、気付くと高速道路はにわかにレース場と化していた。
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