上海の狛犬 その一
黒光りする像はどこか憂いを含み、ロダンの「考える人」に匹敵するような「思慮深き狛犬(?)」の風情を醸し出す。足元に踏みつけているのは自らの子供であろうか、厳しく躾けるかのような、そして一見非情にも見える様は、大切な何かを忘れ去った現代人に問いかける。

・・・大げさかな?

上海2日目に訪れた豫園(よえん)に鎮座していた狛犬。いや、そもそもこれが狛犬と定義されるものなのかはよくわからないものの、なんとも言えない風情があったのでファインダーに収めてみた。撮影する角度にも依るだろうけど、何かを考えているように思えるのは気のせいだろうか。

いや、子犬に優しく手を添えて、全てを抱擁するかのような仕草なのかもしれない。見ようによっては暖かみすら感じてしまう。深い、深いぞ、上海の狛犬。

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