ジュビロ磐田vsFC愛媛

県立鴨池運動場で行われているジュビロ磐田のキャンプに行ってきました。ロッテのキャンプが撤退して寂しい春になっているけど、川口や中山、名波、カレン・ロバートなど有名選手が多いジュビロとJ2のFC愛媛の練習試合があると聞いたもので。

しかしそれよりなにより、ベガルタ仙台にいた萬代くんがJ1にステップアップした晴れ姿を見てみたかったのだ。U-22の日本代表にも選ばれた逸材！のはずなのに、あまり出場機会に恵まれていなかった悲運のストライカーがジュビロで才能を開花させるか、仙台人としては大変興味深いところだ。

1時試合開始と思って競技場に行ったら、まだお客さんの入りはまばら。グラウンドにも数人の選手が出ているだけで、どうやら開始まではもう少し時間がかかるらしい。鹿児島県サッカー協会の人と思われるお兄さんに選手リストをもらって席に座る。桜島が正面に見える。手前味噌ながら、ロケーションとしては日本有数じゃなかろうか？

試合は30分を3本。試合開始の時間にはメインスタンドはかなりのお客さんで埋まっていた。練習試合にしてはぼちぼちなんでしょうか。1試合目には川口や広島から移籍した駒野などビッグネームが並ぶが、残念ながら萬代は出ていない。

キックオフと同時にジュビロが攻め立てる。特に右サイドの駒野は「さすが」という突破やスルーパスを連発、格の違いを見せつける。ただFC愛媛も守備を固め、なかなか決定機を与えない展開を続ける。

僕らの2列前に座っていた人たちはFC愛媛のサポーターで、ひとつひとつのプレーに愛媛サイドからのコメントを加える。判官びいきという気持ちもあって、なんだか愛媛の応援をしたくなってしまうけど、2本目から出てきた萬代に声援を送らねば。

・・・う〜ん。積極的に前に出て、体格を活かしたポストプレーをしようとする意図はよく判るけど、決定的場面を演出しきれない。1本目に出てればなぁ、もっとゴールに絡むシーンがあったかもしれないのに。最高の見せ場は、ゴン中山の当たり損ないのオーバーヘッドだったという事実。

2本目を終わって0−0。あまりの退屈な展開に3本目に萬ちゃんが出ないと判るや、僕らは席を立った。後で試合結果を知ったけど、結局スコアレスドロー。ジュビロの拙攻を嘆くべきか、愛媛の善戦を誉めるべきか、微妙な試合だったと言えるんじゃないでしょうか。

鹿児島でキャンプを張るジュビロには、J1で頑張ってもらいたいものです。J2はやっぱりベガルタに昇格して欲しいけど、サッカーニュースには延岡キャンプで車を壊しただのしょーもない話題しか出てこない・・・大丈夫か、ベガルタ？

今年は熊本もJ2に上がったので、鳥栖、福岡と九州にはJ2のチームが3つになってベガルタを応援に行く機会もあるかもしれない。頑張れよ〜