錦帯橋

精巧に組まれた曲線、岩国城を山上に頂く背景・・・なるほど、確かに美しい橋だ。この抜けるような青空も美しさの相乗効果に寄与している。おそらく紅葉の季節は更なる絶景が望めるのだろう。

実際に橋を歩くと、その急な角度に驚く。年配の方は結構キツイかもしれない。ゆっくりとひとつひとつ勾配を上り、そして下る。眼下の錦川もゆったりと流れる。

「錦帯橋を世界遺産に！」という看板を多く見かけたが、猫も杓子も世界遺産という風潮に疑問を抱く。どこもかしこも認定を受ければいいというものでもないだろう。「世界遺産」にこだわることなく、ここは十分美しいし、そんな付加価値はかえって個々の審美眼を曇らせてしまう懸念すら感じてしまうのは僕だけだろうか。

最も気に入ったのは、お土産に買った「錦帯せんべい」の箱。流麗なカーブに一目惚れして、荷物が極限状態のツーリング最終日にも関わらず、勢いで購入してしまった。

味は・・・
彼女曰く「昔ながらのクッキーのようなおせんべい」
ま、そんな感じです。