あんまり大したことは言えないのだけれど、営業をする上でもっとも重要なのは「その製品を好きになる」ことだと思う。競合他社がある中で自社製品の優位点をアピールして買ってもらう、それはとりもなおさず「好き」でなければできない作業だし、「好き」でなければ熱意が得意先に届くことはないと僕は信じている。

今年、僕らは2つの自社製品を失うことになった。様々な事情がそこに絡んでいることは理解しているつもりでも、どうしても納得しきれない気持ちがある。昨日まで「これはいいですよ」と薦めてきたものを、明日から「会社の方針ですから、こっちにしてください」とは言えんだろ、そりゃ。

ジャパネットを見てみろよ、と誰かが言うかもしれない。彼らは日替わりで商品を捌く。そこに製品に対する愛情なんて介在するヒマはないだろう。「社命とあれば何でも売るよ」つーのが営業マンのあるべき姿なのだろうか。

僕はきっと甘いのだと思う。あまりにも会社のセールストークに毒されてきたのだと思う。愛情を持ってしまったがゆえに、それを熱意に換えて売ってきたがゆえに。

僕は明日から切り替えなければならない。それは受容しよう。けれど、どこまで好きになったらいいんだ?それが「会社の方針」という名の大人の事情で裏切られることがないように祈る。

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