国分 黄麹蔵

2009年1月30日 焼酎
霧島の酒屋で「ジャケ買い」した焼酎で、悪いけどあまり期待はしていなかった。黄金千貫を使い、霧島山系川原渓谷の伏流水で仕込んだという宣伝文句は、いかにもって感じでちょっと疑いたくなる。でもまあ基本に忠実な焼酎と言っていいのかな。

一般的に日本酒醸造の過程で使われる黄麹。温度管理が難しいと聞くが、技術の進歩により温暖な鹿児島でも十分使用に耐えるものとなったのだろう。ラベルには「芋焼酎とは思えない、華やかな風味が特徴です」と記されている。ラベルの最後には、ありがたいことに美味しい飲み方まで教えてくれている。オススメはロックか水割りなんだって。

そこで素直な僕はロックで飲んだ。「華やかな風味」という曖昧な表現から、柔らかさ、ふんわり感といった具体的な味を想像していたので、ちょっと尖った感じは意外だった。「ロックで飲めば、なんだってそうだろ」とツッコミが入りそうだが、僕が飲んだ限りでは、先鋭的な部分を削ぎ落としたお湯割りが美味いと思う。ま、好みだけどね。

鹿児島で頻繁に流れるCM「小鶴 黄麹」では、香りを強調し、お湯割りで飲む姿を映している。鼻に黄色の花が咲くインパクトがあるCMなので、僕の中で「黄麹=お湯割り」という先入観が形成されていたのかもしれない。

また味覚は、季節の雰囲気、当日の気温、自分の置かれた状況など、外的要因にも左右されるものであろう。焼酎も人生も不確実だから美味しいし、面白いのだろう。

あ、今日のまとめはいささか強引でしたね。焼酎から人生に飛躍し過ぎました。酔っ払いということで、ご容赦下さい。

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