一般的に試乗というと、近所を適当に乗って長くても30分で帰ってくるようなもんだろう。購入検討中のムルティでありえない試乗をさせてもらった。

ちょうど仕事にかこつけて、出張を兼ねた行程は鹿児島―博多間の約300km。時間にして約4時間。往復だから結局その倍は走ることになる。これって試乗かしら?そんな疑問を呈しつつ、とりあえず走りだす。そうそう、保険も一時的にディーラーさんがかけてくれた。ありがたや。

まだ100kmも走っていない車両なので、「回転数は5000以下に抑えてね」との店長の言葉を胸に刻みつつ、ギアをちょこまか変えつつのんびり走る。しかしリッターバイクだからかもしれないけど、低速(低回転域)がものすごく不安定で、4000くらい回さないと気持ちよくならない。逸るムルティを「どうどう」と抑えながら走るのは結構骨がいる。というよりちょっとストレスが溜まると言った方がいいかもしれない。

そんなこんなで、あまりスピードは出してないけど、加速の伸びと高速安定性、リズミカルなサウンドは、やっぱり1100CCの余裕とイタリアっぽい空気を醸し出す。ま、そう感じることを予想して店長も貸してくれたんだろうな。これで「やっぱ買わない!」って言ったらどうするんだろうと、ちょっと意地悪な想像をしてみたりもする。

帰りはえびのから霧島に抜けるワインディングを流す。僕はお世辞にも上手いとは言えないライダーだけど、コーナーでは今までよりも自然に曲がれる印象があった。ムルティのおかげかな?

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