七尾城

2013年5月1日 百名城
七尾城
百名城11城目。
金沢を後にして、1か月前に無料になったばかりの能登道路(「のと里山海道」に改名)を北上する。高松SAで小休止していると大粒の雨が落ちてきた。これ以降、雨が降ったり止んだりの一日となる。

一路、七尾市街を目指す。おそらく百名城に選ばれていなければ訪れることがなかった街だろう。市内からほど近くに七尾城があった。戦国時代前期(という分類が正しいかはわからないが)1500年代早々に能登畠山氏によって築かれた。

まずは七尾城史資料館でスタンプを押す。ここの職員(ボランティア?)の方がとても親切で、「時間がありますか?」と問われて「え、ええ」と答えると、七尾城の沿革について説明してくれた。ちょっと長いなぁと思いつつも、丁寧な解説に好感が持てた。そこから更に山に登って七尾城を目指す。

ひと気がない駐車場にバイクを停めて、半ばぬかるんでいる道を慎重に歩く。少し進むと無数の小さめの石で形成された石垣が見えてくる。当時は巨石を積み上げる技術がなかったそうだが、この野面積の石垣が風情を感じさせる。三段、五段と積まれた様は下から眺めると切り立った巨大な石垣に見せる効果があったのかもしれない。

資料館のガイドさんに教えてもらった撮影ポイントに行ってみる。雨に濡れた鬱蒼とした森に、段々畑のように連なる石垣が美しかった。上杉謙信がこの城を攻略し、大層喜んだということだが、能登半島の付け根に位置する戦略性、七尾湾を見下ろす眺望とともに、この美しい石垣も愛でたのであろう。

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