多賀城

2013年5月15日 百名城
多賀城
百名城17城目。
多賀城は百名城の中で、極めて異質の城と言えるだろう。東北を平定せんとした、時の朝廷の命で築かれ、一万もの人々が暮らす大都市の中心として存在した。役所であり、軍の駐屯地であったのだろう。しかし戦国の城のような石垣も深い堀もなく、いわゆる「日本の城」の趣はない。

ただ当然この時代を経なければ、統一国家としての日本は確立しなかったわけで、「城」という側面から歴史の流れを紐解いていくと考えれば、百名城としてなかなか面白いチョイスなのかもしれない。

ボランティアガイドの方々も熱心で好感が持てるが、GWで観光客が多くなることを見越して増員したのか、各所で何度も話し掛けられるのは多少辟易した。話を途中で打ち切って立ち去るのも申し訳ないし…「時間ありますか?」「もう説明は聞かれましたか?」という前置きがあればよかったかな。

仙台に8年住んでいたにも関わらず、多賀城には一回も訪れたことがなかった。街には津波の爪跡が残っている。多賀城が観光資源としてたくさんのお客さんを呼べるようになるには、ストーリー性がまだまだ足りない気がした。個人的には予想以上の楽しさは感じられたので、復興の一助として頑張ってもらいたいなぁ。

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